ささやかな願い

今日は昨日よりもちょっと暖かかったんで、日曜大工店に行って
多肉植物を仕入れてきて空っぽの植木鉢に植えて・・・。

やっぱり緑はいいね。

って思ってたら、キアナが食いちぎってるし！！！

もうホンマに・・。
ジーナ姐さんの代役への道は険しく遠すぎるんかも。

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庭仕事を済ませて、キアナが食いちぎった葉っぱも片づけたあとで
お昼ご飯食べようと思ってキッチンでバタバタしてるときに、ふと
カレンダーに目が行って、タクのミドルスクールも残すところあと３週間！
やっとここまで来たか〜〜！！って感じでガッツポーズしてたら、トニーが
そんな母ちゃんを見て

「タクも秋から高校生か〜。」

みたいに、何かいつもと感じの違う、ちょっと「フツーの父親」っぽい
言い方で話に絡んで来たんで、そのまま適当に相づち打ってたら

「オレはタクにかなえて欲しい願い事が１つだけあるんや。」

あら。いったいどんな願い事？・・・っていちいち母ちゃんが聞かんでも
勝手にそのまま喋り続けるトニーの話を聞いてたら

「タクに何でもいいねん、どんなことでもいいねん。
　”オレの父ちゃんはスゴイんや！”って言われたいんや。」

まぁ、何てささやかな願い。

でも普段いっこも関わってないくせに・・・。

って思ってたら、きっと母ちゃんのそんな考えが顔にバッチリ出てたんか
そのままフォローするように話し続けて

「”オレの父ちゃん、高いハシゴに上って１人で家の外壁のペンキを塗った！”
　とか、”オレの父ちゃん、庭の木を全部植えたんや！”とか、そういう事でも
　ええねん！何かタクにオレのことを自慢して欲しいんや！」

へぇ〜、そんな事でもいいんや。
トニーって意外に慎ましくてささやかなんや。

でも、それでもないと思うけど・・・・・。

母ちゃんはその点自信あるもんね。
”母ちゃんの作ってくれるコロッケは世界一美味しい”とか、
”母ちゃんの照り焼きチキンはサイコー！”とか、
”母ちゃんの靴ひもの結び方がいちばんピッチリしてて好き！”とか。

あー、明日もタクの母ちゃんは頑張る！